居間
〒114ー0003 東京都北区豊島7丁目32ー6
最寄駅 地下鉄南北線 王子神谷駅 徒歩約15分
場所のなまえは「居間」です。
「居間」は家族がふだんいる場所。 人やもの、時間が集まるところ。
ここでは肩肘を張らず、よそ行きの服を脱ぎ、会話や沈黙を共に過ごして欲しい。
そんな思いから2018年の12月より、王子神谷にこの場所をあけています。
祖父母の家の居間で、食事が終わった後、いつまでもあれこれ言い合って過ごしていました。そうしているうちに、ひらめきや発見、課題や疑問を持つことが多く、とても尊い時間だったなと思っています。そしてあの居間で過ごした時間が、きっと今の自分をかたちづくっています。
家の居間が息苦しかった人もいるかもしれません。
でもここは大丈夫。
なにかを、世界とか今日とか明日とかを少しいいものにする、と漠然と考えた時、そのためにはここからはじめなければならないと思う。
「ここ」とは一番身近な場所、「居間」であると考えます。
ここにいていいよという許された場所、だれかにとっての居間をつくっていきます。 (そしてこの開放する場所は大家さんに聞いたところ、もともと居間だったそうなので安直にその名前にしました...)
わたしは人と人、ものと人、なにかの間を橋渡しするような、「あいだ」の役割をしたいと考えています。
自然と集い、そしてここから散り散りに出発して行くような場所。
いつもある、けれどもつかの間の場所。 映画を観てもよし、夕飯をつくる、絵を見せ合ったり、座談会もよし、ジンも作りましょう。
なんでもここで。ご相談ください。
気がつけばだれかの場所となるように、はじめていきます。
主宰・運営 河村実月
文藝誌園主宰。文筆家。過去には地元仙台で、zineと音楽のイヴェント "GHOST WORLD" を主宰。上京後もzineの制作やエッセイ・コラムの寄稿、文藝誌園では詩の発表など、活動の幅を広げる。その他販売、広報、企画、インタビューなどを行う。
文学や映画などの芸術をこよなく愛し、それらに付随する場所を作るために“居間”を開けはじめる。
Twitter:https://twitter.com/______mzk
Instagram:https://www.instagram.com/mzk_kwmr/
文藝誌 園:http://www.sono-magazine.jp/
(参考)
“誰かと映画の物語”に焦点をあてるウェブサイトPINTSCOPEのコーナー「DVD、見せてください。」で場所のことなどを2018年に取材していただきました。
https://www.pintscope.com/series/dvd-dana-02/
2018年8月28日発売の思潮社「現代詩手帖」内 紺野とも氏による詩誌月評にて、文藝誌「園」第2号で発表した詩をご紹介いただきました。
shichosha.co.jp/gendaishitecho/
居間のまわりのこと
居間のまわりにはどんなお店や公園、おもしい場所があるの?
とよく尋ねられます。
駅名すらはじめて聞くという方も多く、たしかに雑誌には紹介されないけれど、街にありすぎる店はここにはあまりなく、そのかわりにここにしかない店や場所、ここでしか出会えない顔があります。
自分たちで、個人的に知っているお気に入りの場所を紹介する地図ならつくれるぞ!と思い、居間のまわりの地図をつくりました。
昨年居間で展示をおこない、居間のまわりをたくさん歩き、わたし以上にいろんなおもしろスポットを見つけ、教えてくれた画家の河合浩さんと一緒にです。
かたちにしてくださった河合さんには大感謝!
はるばる居間へ来てくださった方へ、行こうかなと思っている方へ、地図を片手にあちこち歩いて、おもしろい場所をみつけてみてください!
協力 絵とことば
河合浩
https://instagram.com/kyeutk?igshid=18e39lsxlo91s